●荒木和博氏・講演・概要


荒木和博氏・講演・概要

●平成13年(2001)12月22日・九州南西海域工作船事件に言及、海上保安庁巡回船との銃撃戦・自爆・沈没の後に引き上げられた工作船に自爆装置が装備されており、工作員10名全員が自爆装置を作動させて海中に沈んだ件について「死ぬ覚悟で来ている人は、日本人を拉致しようが殺そうが、良心の呵責がないのでは」との見解を述べた。

この工作船は横浜市・海上保安資料館に保管・展示されている。(当日映写された映像参照)

また、このことは、小説「靖国の宴」(荒木著・高木書房刊)から「ナムヒョク」として3ページに亘りコピーで紹介され、聴衆全員に配布された。・・・荒木氏かなり本件の詳細をご存知なのかも知れない。工作員ナムヒョク日本での手柄携えて帰国途中の船で自爆。「靖国」で哀しい宴、なんとも切なく哀しい幻のおはなし。

●平成22年(2010)3月26日・韓国・哨戒艦「天安」撃沈事件発生・乗組員104名のうち46名が死亡した。(位置は添付の映像で確認)

5月20日、軍と民間の合同調査団(韓・英・米・豪・瑞)は、天安は北朝鮮 による魚雷の攻撃を受けて沈没したと断定する調査結果を発表した。結論の根拠としては、沈没現場の周辺で北朝鮮製の特徴を示す大型魚雷の残骸が発見されたこと、また、天安の沈没に前後して北朝鮮の潜水艦と母艦の活動が確認されたことが挙げられている。攻撃に使用された潜水艦艇としてヨノ型潜水艇の可能性があるとも発表されている。なお北朝鮮の祖国平和統一委員会は関与を否定し「謀略」であるとして韓国を批判した。(注・ 瑞国=スイス)

●内陸・群馬県でも拉致のリスクは充分にあると指摘し、「侵入してきた工作員はいつでもどこにでもいる可能性がある」と、昭和55年に大阪市の原敕晁さんを拉致した工作員の辛光洙(シン・グァンス)容疑者(下記注)高崎、前橋市内のパチンコ店に潜伏していた事実を示した。

(注)日本国はICPOを通じて国際指名手配し、北朝鮮に対し所在の確認と身柄の引き渡しを要求している。2016年7月25日に放送された朝鮮中央テレビの映像でおよそ8年ぶりに辛光洙容疑者とみられる人物の姿が確認された。

●荒木氏主宰する北朝鮮向短波放送「しおかぜ」で、繰り返し放送している群馬県知事・群馬県内特定失踪者親族の「拉致された方に向けての音声メッセージ」を会場に流し紹介した。(当日映写された映像参照)

●これらのことを初めて知った聴衆からは、驚きのどよめきも聞こえた。

映像を交えて「過去の事実」を聞いて、聴衆は改めて北朝鮮による拉致の残酷さを認識し、拉致問題解決の必要性を強く認識したと実感した。

●昭和45年(1970)に安中市で失踪した横田道人さん(当時23才)の妹・真藤真由美さんご夫妻も来場し、記者会見の場で、何の手掛かりも掴めないまま放置され、悲嘆に暮れた48年間について語った。「いつ兄が帰ってきてもよいように家は定期的に掃除をしている」と語った。(掲載新聞・上毛参照)

★飯塚耕一郎さんの「母」への手紙

来場者に配布されたこの書面。母と呼べない「母」の話を聞かせて欲しいと「金賢姫」に外務省を通して出した手紙。外務省がそのまま放っておく神経も判らない。

実は、「救う会・群馬」がこの手紙を全国初めて公表。このことが話題になるや、全国のマスコミから「全文を教えて欲しい」と殺到。

pdfにして深夜まで配りまくった哀しい思い出も残る。当時「飯塚親子」を3回ほど招き「勉強会」を開いたときに「印刷して配布」。


ご署名と募金の明細


ご署名 150筆

募金 67,643円


ブルーリボンバッチ頒布 35個


皆様のご協力に心から感謝申し上げます。




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